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2008年11月22日(土) 18時02分

原因はお金!夫婦げんか20年前より増加スポーツ報知

 博報堂生活総合研究所のサラリーマン夫婦を対象とした調査によると、夫婦げんかを「よくする」「ときどきする」との回答が、20年前と比べて13・7ポイント増えて51・3%に上ったことが分かった。原因は「お金のこと」の伸びが最も大きく、8・1ポイント増の35・5%だった。

 調査は10年おきで、11月22日の「いい夫婦の日」にちなんでまとめた。バブル期の1988年、金融機関の破たんが相次いだ1998年でも「お金のこと」は27%台だった。同研究所は「原材料高による相次ぐ値上げや、年金問題の噴出が夫婦仲にも影響したようだ」と分析している。

 夫婦の話題も「日々の家計のこと」が32・3%と10・0ポイント増加。一方で「将来の夢」は11・7ポイント減った。「不況を反映してか、日々の生活で精いっぱいで未来のことを話し合う余裕がなくなった夫婦像がうかがえる」(同研究所)という。

 また充実させたい時間について「夫婦一緒の時間」と答えた夫が8・7ポイント増えて39・3%だったが、妻は9・0ポイント減の26・2%。妻と一緒にいたい夫、夫と距離を置きたい妻—と夫婦のすれちがいも強まった。

 調査は今年6—7月に、東京、埼玉、千葉、神奈川の一都3県の妻の年齢が20—59歳までで、夫婦が同居、夫がサラリーマンの世帯を対象に実施、600組が回答した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081122-OHT1T00206.htm