記事登録
2008年11月22日(土) 17時06分

職員解雇、軽率な好奇心と オバマ氏の携帯記録に不正アクセスCNN.co.jp

(CNN) オバマ米次期大統領の携帯電話記録への不正アクセス事件で、携帯電話会社ベライゾン・ワイヤレスは21日、関与した職員を解雇したことを明らかにした。人数は不明だが、軽率な好奇心からの不祥事としている。同社関係者が述べた。

同社は19日に不正アクセスをオバマ氏の政権移行チームに連絡。接続されたのはオバマ氏が数カ月間使っていなかった回線だった。大統領の警護に当たるシークレットサービスにも報告したが、同社は犯罪に利用された形跡はないともしている。

同社関係者によると、解雇されたのは顧客サービス担当で、客の要望がない限り、電話記録へ接続する権限はなかった。ベライゾン・ワイヤレスのローウェル・マカダム最高経営責任者(CEO)は、オバマ氏との契約内容は通話のみで、電子メールのアカウントにアクセスされた事実はないと指摘していた。

オバマ氏以外の顧客の携帯電話記録への不正アクセスが行われた事実もなかった。同社はただ、解雇された職員が得たオバマ氏の記録が外部へ流出したかどうかについて調査を続けている。


【関連記事】
オバマ氏の携帯電話記録に不正アクセス、犯罪絡みの形跡なし
アルカイダのナンバー2がオバマ氏批判と挑発のネット声明

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081122-00000008-cnn-int