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2008年11月22日(土) 13時21分

クリントン氏、国務長官受諾の報道 依然検討中との情報もCNN.co.jp

(CNN) オバマ米次期政権の閣僚人選で、米紙ニューヨーク・タイムズは21日、民主党のヒラリー・クリントン上院議員が国務長官を引き受けることを決めたと報じた。クリントン氏の側近筋の情報としている。

ただ、クリントン氏の政策顧問は、検討を依然重ねている段階で、受諾したなどとの報道は時期尚早であると述べた。タイムズ紙によると、クリントン氏はオバマ氏と新たに協議し、オバマ氏の外交政策と国務長官が担う役割について説明を受けた後、長官職の受諾を決めたとしている。

オバマ米次期大統領の政権移行チーム筋は20日、オバマ氏が感謝祭の休日(27日)明けにクリントン議員を国務長官に指名する方向だと述べていた。

オバマ氏は11月13日、クリントン氏を地元シカゴに招いて会談、国務長官就任への意欲についてただしたとされる。政権移行チーム筋は、会談後、クリントン氏は自らが望めば長官就任は実現するとの感触を得たとも述べていた。

オバマ氏とクリントン氏は民主党の大統領指名候補争いで異例の長期にわたって接戦を演じていた。クリントン氏は副大統領候補として浮上したこともある。クリントン氏の任命が正式決定した場合、前大統領夫人の経歴を持つ異例の国務長官となる。オバマ氏には民主党内などで依然強い支持を持つクリントン氏を政権に取り込むことで党内融和を促す意図もあるとみられる。

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