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2008年11月22日(土) 12時50分

福山の放火殺人 12月初公判中国新聞

 福山市三之丸町で2005年12月に起きた放火殺人事件で、殺人と現住建造物等放火、詐欺などの罪で起訴された同市山野町、無職辻富美恵被告(49)の公判前整理手続きが21日、広島地裁であり、法曹三者は初公判を12月9日に開く方向でほぼ調整を終えた。

 公判前整理手続きは昨年5月から計18回に上っており、今後の手続きで期日が正式に決まる。

 被告は逮捕当初から全面否認。公判は、被告が放火し、保険金をだまし取ったかどうかなどが争点となる見通し。検察側は現場の状況や被告の犯行前後の行動など状況証拠を積み重ね犯人性を立証するとみられる。弁護側は、失火が原因の可能性があるとした上で「仮に放火でも被告は出火当時、現場にいなかった」などと無罪を求めていく方針。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811220031.html