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2008年11月22日(土) 16時34分

被団協の藤川前理事長が死去中国新聞

 広島県被団協(坪井直理事長)前理事長の藤川一人さんが、肺がんのため三次市内の病院で8日に亡くなっていたことが21日分かった。91歳だった。葬儀は親族だけで10日に済ませた。藤川さんは三次市三良坂町出身。爆心地から約1.9キロの白島北町(現広島市中区)の工兵隊で被爆した。1953年から三良坂町で被爆者調査を始め、56年の県被団協設立に参画した。

 被爆者援護法の実現などに力を尽くした。2000年4月から4年間、理事長を務め、被爆者による「一言」書き残し運動を提唱した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811220028.html