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2008年11月22日(土) 16時34分

超小型パソコン、今が旬中国新聞

 超小型パソコンの売れ行きが、広島都市圏の家電量販店などで好調だ。画面の大きさは7、8型程度で、B5判ノートより一回り小さい。中心価格帯は5万—7万円。外出先でも電子メールのチェックやインターネットに接続したい人の「2台目需要」を掘り起こしている。

 デオデオコンプマート広島(広島市中区)のパソコン売り場に、国内外の10メーカーの約30台が並ぶ。メーカーが今夏から超小型パソコンを相次いで投入し始め、品ぞろえを強化した。

 パソコンの売り上げは4—9月、前年同期に比べ約10%減。台数ベースでは超小型パソコンがけん引し、前年同期並みを維持した。ボーナス商戦に向け、「最も動く商材」として力が入る。

 人気が高いのは、超小型パソコンの草分けといわれている台湾製品。「アスパイア・ワン」ブランドで知られるエイサー(台湾)の「AOA150」(5万円台)は、容量120ギガバイトの記憶装置が特長だ。アスーステック・コンピューター(台湾)の「EeePC901」(5万円台)は、バッテリー稼働時間の長さが引きつける。

 国内メーカーも、小型パソコン分野への進出を加速させている。コジマNEW宇品店(南区)は、NECが今月発売した「BL100RA」(5万円台)や、10月発売の東芝の「NB100」(6万円台)と、オンキヨーの「SOTEC C1」(5万円台)をそろえる。

【写真説明】超小型を充実させた家電量販店のパソコン売り場(広島市中区)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811220046.html