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2008年11月22日(土) 17時47分

補正先送り、筋通らぬ=首相の不信発言「程度低過ぎる」−小沢氏時事通信

 民主党の小沢一郎代表は22日午後、麻生太郎首相が2008年度第2次補正予算案の今国会提出を見送る意向を示したことについて「政治空白をつくらず、ということで衆院選を先送りしたのに肝心の景気対策が出てこない。まったく筋道の通らない麻生内閣、自民党政治のやり方だ」と批判した。福島県郡山市で記者団に語った。
 また、小沢氏は補正審議に協力するとした党首会談での自身の言葉を首相が「信用できない」と述べたことに対し、「情けないというか、あまりにレベルの低い話で論評のしようがない。ちょっと程度が低過ぎる」と非難した。
 首相は、2次補正の審議引き延ばしはしないとの約束が守れないときは小沢氏が議員辞職する意向を示したとしているが、小沢氏は「党首としての責任は取ると言った」と議員辞職の言及を重ねて否定。さらに、「僕の話で首相が(2次補正先送りを)決めることではない。国民生活がますます厳しくなっているのに対し、政府はどうするかという問題だ」と指摘した。 

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