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2008年11月22日(土) 00時43分

<徳島連続爆破>逮捕の容疑者「思想と反する」 毎日新聞

 徳島市のビルを狙った連続爆破事件で、爆発物取締罰則違反容疑などで逮捕された同市不動東町2、無職、堀太※(たかあき)容疑者(35)が、徳島県警の調べに「狙った二つの団体は、自分の右翼的思想と相反する」などと供述していることが分かった。動機に関しては「長くなるので、後でゆっくり話したい」などと供述しているという。

 調べでは、堀容疑者はいずれも爆発物を使い、10月13日午前1時20分ごろ、同市南内町1の三木国際交流センタービル1階にある県日中友好協会の出入り口ドアを破損させ、同4時半ごろには約3キロ離れた創価学会徳島文化会館のドアガラスなどを破損させた疑い。

 爆発物は塩化ビニール製パイプに爆竹の火薬を詰めた構造。事件後に見つかった犯行声明文も「自分で(新聞放送会館前に)投げ込んだ」と話しているという。県警は堀容疑者に組織的背景はないとみているが、動機や爆発物の製造方法などについて更に追及している。【向畑泰司、井上卓也】

 ※日の下に高

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