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2008年11月21日(金) 19時53分

参院議員宿舎建て替えの計画変更 「江戸時代からの森」の行方は?産経新聞

 参院の議員宿舎プロジェクトチームは21日、着工が大幅に遅れていた清水谷宿舎(東京・紀尾井町)の建て替え計画を変更することを決めた。当初の計画では16階建てだったが、14階建てに変更し、外周に100本を植樹するなど緑地率を高める。参院の西岡武夫議院運営委員長が近く石原慎太郎東京都知事と会談し、新計画での建て替えに同意を求める。

 清水谷宿舎をめぐって、参院は平成21年6月の完成を目指したが、現宿舎に隣接する建設予定地が「江戸時代から残る森」といわれる雑木林で、都が風致地区に指定しており、地域住民や都が建て替えに反対していた。西岡氏は21日、計画変更を受けて、「石原知事との会談で速やかに決着をつけたい。計画変更でダメならば、建て替え計画は白紙に戻す」と語った。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081121-00000619-san-pol