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2008年11月21日(金) 18時30分

立正大も含み損148億円「学校経営には影響なし」スポーツ報知

 立正大(東京都品川区)が資産運用を目的とした金融取引で、今年9月末時点で約148億円の含み損を抱えていることが21日までに分かった。私立大による資産運用は、駒沢大がデリバティブ(金融派生商品)取引で約154億円の損失を出していることが判明したばかり。

 立正大は「長期保有を目的とした資産運用で一時的な含み損。学校経営に影響はない」としている。

 大学の説明によると、資産運用は国債や地方債、外国債を組み込んだ投資信託などで、国内の証券会社を通じて行っている。今年3月末時点では約96億円の含み損だったが、金融危機や円高などの影響で含み損が拡大したという。

 塩谷立文部科学相は21日の閣議後会見で、私立大の資産運用について「大学の判断でやっていること。すぐに対応をするつもりはないが、損失の事例が多く出てきたら、調査することも考えないといけない」と話した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081121-OHT1T00242.htm