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2008年11月21日(金) 12時45分

事件前に3軒はしご酒…梅田の3キロ引きずりスポーツ報知

 大阪・梅田で会社員鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、吉田圭吾容疑者(22)=殺人容疑などで逮捕=が事件前、飲食店3軒ではしご酒をしていたことが21日、曽根崎署捜査本部の調べで分かった。

 捜査本部は同日、事件発生と同じ時間帯に本人を現場に立ち会わせて実況見分し、当時の状況を確認した。また、吉田容疑者が乗っていたワゴン車の底部の血痕と鈴木さんのDNA型が一致したことが判明した。

 捜査本部によると、吉田容疑者は事件前日の10月20日、仕事を終えてから知人らとJR西九条駅(大阪市此花区)近くのたこ焼き店とバーの2軒でビールを飲んだ。さらに1人でワゴン車を運転して同市都島区のキャバクラに行き、またビールを飲んだ。

 店を出て、此花区に車で帰宅する途中の翌21日午前4時20分ごろ、鈴木さんをはね、車体底部に巻き込んで同市福島区まで約3キロ引きずったとされる。

 事件後すぐ、此花区の勤務先に「辞める」と書き置きし、同日中に知人の紹介を受けて大阪・ミナミでホストになった。

 11月5日に逮捕された際の所持金は約1200円だった。ホストクラブの寮で寝泊まりしていたという。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081121-OHT1T00192.htm