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2008年11月21日(金) 06時02分

残るは「女性総理」!自民党内では早くも“ポスト麻生”スポーツ報知

 迷走を続ける首相を尻目に、自民党内では早くも“ポスト麻生”の動きが出てきている。衆院が任期満了を迎えるのが来年9月。直前の8月に総裁選を行い、そのまま解散総選挙に突入する、という青写真だ。

 政治評論家の有馬晴海氏は「若さの安倍さんがダメで、老かいな福田さんもダメ。さらにセレブの麻生さんもダメとなると、次は『女性総理』しかないという雰囲気」と語る。

 となると、候補として考えられるのは、小池百合子元防衛相(56)に野田聖子消費者行政担当相(48)、そして小渕優子少子化担当相(34)の3人だ。「小池さんはこの前の総裁選で、不人気ぶりが分かった。小渕さんでは経験が足りない。マルチ問題で批判を浴びたが、『野田さんでいこう』という話がある」(有馬氏)。

 一方で、政治アナリストの伊藤惇夫氏は「(ポスト麻生の話は)現実的ではない」とみている。「選挙も経ずに4代続けて総裁を出すと、有権者から総スカンを食らい、自民党は大敗する」と指摘。「本人が頑張る限り、自民党内から“麻生降ろし”はないのでは」と予測した。

 ただ、漢字を読み間違えるなど、まさかの“おバカ”ぶりを露呈する麻生首相に、有権者の目も厳しくなる一方だ。問題発言を連発した揚げ句、支持率が1ケタ台にまで落ち込んだ森喜朗元首相(71)の姿ともだぶる。「森さんは『サメの脳ミソ』と呼ばれたこともある。このままでは、麻生さんにも屈辱的なニックネームが付くかもしれません」(有馬氏)。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081121-OHT1T00065.htm