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2008年11月21日(金) 20時39分

オバマ氏の携帯電話記録に不正アクセス、犯罪絡みの形跡なしCNN.co.jp

ワシントン(CNN) バラク・オバマ米次期大統領の政権移行チームは20日、オバマ氏の携帯電話記録に、不正アクセスがあったと述べた。携帯電話会社の内部の人物による不祥事としている。

政権移行チームのロバート・ギブス報道担当によると、携帯電話会社ベライゾン・ワイヤレスから19日に連絡を受けたという。不正アクセスされたのは、オバマ氏が現在使っていない回線だった。

ギブス氏によると、大統領の警護に当たるシークレットサービスには既に連絡したが、アクセスされたのは使われていない回線の請求書で犯罪を企んだ形跡はないとしている。

CNNは、同社のローウェル・マカダム最高経営責任者(CEO)が19日に社員に送付した電子メールを入手。「ここ数カ月の間に、権限のない社員の誰かがオバマ次期大統領のアカウントにアクセスした」と伝えている。

同CEOによると、アクセスされた回線はここ数カ月、使われておらず、契約内容も通話のみで、電子メールのアカウントにアクセスされたことはないと指摘。しかし、捜査当局とも協力し詳細を調べると述べた。

さらに、記録にアクセスする権限がある人物による行為であれば問題ではないとしながら、権限のない人物によるものであれば解雇も視野に入れた厳しい処分を下すとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081121-00000009-cnn-int