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2008年11月21日(金) 21時15分

朝日新聞が初の赤字転落 部数、広告減で9月中間東京新聞

 大手新聞社の朝日新聞社が21日発表した2008年9月中間連結決算によると、純損益が前年同期の47億円の黒字から103億円の赤字に転落した。営業損益も74億円の黒字から5億円の赤字となった。

 朝日新聞社が中間決算で純損失と営業損失を計上したのは、中間決算の公表を始めた2000年9月以来初めて。

 原材料である紙の価格が大幅に値上がりしていることに加え、広告収入、部数ともに減少したことが響き、営業損失を計上。またグループ会社のテレビ朝日株などを売却したことによる投資有価証券売却損として44億円を計上したことなどから103億円の純損失となった。

 売上高は前年同期比4・4%減の2698億円。減収は中間決算としては4期連続。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008112101000896.html