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2008年11月21日(金) 23時02分

<粉飾>「軽貨急配」親会社に課徴金2億円 監視委が勧告毎日新聞

 証券取引等監視委員会は21日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)で、大証2部上場の運送会社「トラステックスホールディングス」(大阪府門真市)に課徴金2億2424万円を科すよう金融庁に勧告した。

 同社は運送会社「軽貨急配」の親会社。監視委によると、ト社は架空売り上げの計上などで利益を水増ししたうえ、08年3月期までの3カ年の有価証券報告書に黒字との虚偽を記載するなどして関東財務局に提出した疑い。創業者の西原克敏元会長が指示していたという。

 架空売り上げは、業務委託先の個人事業主に配送用トラックを販売するとした契約が解約されたにもかかわらず、販売したように偽っていた。【堀文彦】

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