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2008年11月21日(金) 20時34分

<シャープ>福山工場の派遣社員、大幅削減を検討毎日新聞

 シャープは、世界的な景気減速を受け、主に携帯電話向けの半導体を生産する福山工場(広島県福山市)の派遣社員を年内にも大幅削減する検討を始めた。派遣社員の大部分に当たる約300人との契約更新などをしないことで調整している。

 シャープは、携帯電話の販売不振と主力の薄型テレビの単価下落で、08年9月中間連結決算は中間期として7年ぶりに、売上高、最終(当期)利益が減収減益となった。消費の冷え込みによる薄型テレビの販売鈍化への懸念から、液晶パネルを生産する亀山工場(三重県亀山市)でも、本格的な減産を12月から実施する予定で「必要があれば派遣社員の削減も検討する」(広報室)としている。【新宮達】

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