記事登録
2008年11月20日(木) 12時02分

八千代西高校の入学式問題:入学金納付方法を変更 入学式前に振り込み /千葉毎日新聞

 ◇県教委
 県立八千代西高校の今年度入学式で、新入生2人が「入学金の未納」を理由に入学式に出席できなかった問題を受け、県教委は19日、入学金の支払いを入学式前に銀行振り込みするなど、09年度から納入金の納付方法を変更すると発表した。県教委が「当日納付による事故の危険」「未納者に対する入学許可の判断」を課題とし、納入方法の変更を検討していた。
 県教委財務施設課によると、入学金は県立全日制で5650円で、4月分授業料や、その他の学校納付金などと合わせ、これまでは入学式当日に現金で納付していた。全日制の入学時納入平均額は5万574円(08年度)。
 今年4月の同高入学式では、2人の新入生や保護者が納入金を持参せず、入学式開始直前に入学金の未納が発覚。同校長の判断で入学式への参加が見送られた。
 新制度では、09年度入学者から入学金を3月中旬に実施される入学者説明会までに銀行振り込みで納付する。入学式当日に納付していた4月分の授業料(9900円)を4月末日までの口座振替で、副教材費などの学校納付金(県立全日制平均3万5024円)も入学前の銀行振り込みや入学後の口座振替で対応する。
 同課は「納入方法の変更で、説明会時点で未納があっても、入学式までに免除制度などの相談ができる」としている。県の制度では、入学料の免除はできないが、授業料は所得に合わせ、全額、半額の免除制度がある。【神足俊輔】

11月20日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000055-mailo-l12