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2008年11月20日(木) 16時59分

比人中学生「在留許可を」=法務省などに嘆願書時事通信

 不法滞在で強制退去を命じられたフィリピン人の中学生カルデロン・ノリコさん(13)と両親が20日、在留特別許可を求め、級友らの嘆願書を法務省と文部科学省に提出した。ノリコさんは日本で生まれ育ち、4月に埼玉県蕨市の中学校に入学。家庭では日本語で会話し、タガログ語は話せないという。
 東京・霞が関の司法記者クラブで会見したノリコさんは「日本を離れることは想像できない。ダンススクールを開き、ダンスの先生になる夢をかなえたい」と話した。
 代理人弁護士によると、父親のアランさん(36)と母親のサラさん(37)は、いずれも他人名義の旅券で入国。1995年にノリコさんを生んだ。3人は2006年に強制退去処分を受け提訴したが、一、二審で敗訴し、今年9月に最高裁で上告が退けられた。退去期限は今月27日。 

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