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2008年11月20日(木) 03時12分

マンモスの細胞核ゲノム解読=700万年以上前に象と分岐−米ロ研究チーム時事通信

 シベリアの永久凍土から見つかった約2万年前のケナガマンモスの毛から細胞核DNAを抽出し、全遺伝情報(ゲノム)の8割を解読したと、米ペンシルベニア州立大やロシア科学アカデミーなどの研究チームが20日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 細胞小器官ミトコンドリアのDNAに比べ、細胞核のDNAは抽出が難しく、絶滅した動物で大半の解読に成功したのは初めて。ケナガマンモスとアジアゾウの祖先は約700万年前に分かれ、これらの共通祖先は七百数十万年前にアフリカゾウと分岐したと推定された。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000019-jij-soci