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2008年11月19日(水) 19時45分

<裁判員制度>日当は雑所得 確定申告必要なケースも毎日新聞

 09年5月スタートの裁判員制度で、裁判員に支給される日当や交通費などは税務上は雑所得として扱われ、年金や恩給、原稿料など他の雑所得と合わせて年間20万円を超えると会社員でも確定申告が必要になることが分かった。最高裁からの照会に国税庁が回答した。

 裁判員には、時間によって1万円を最高に日当が支払われる。候補者として裁判所に呼び出され、選ばれなかった場合でも最高8000円が支払われる。交通費や宿泊料の支給も規定によって定められている。これらの手当は、会社からの給与のようには源泉徴収されないという。【高島博之】

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