元厚生次官ら連続殺傷事件を受け、警察庁は19日、警視庁と埼玉県警の幹部らと捜査会議を開き、警察庁の米田壮刑事局長が「2つの事件は、被害者の経歴や刃物使用であること、玄関先で襲われているなどいくつかの共通性が見られる」と指摘し、共同して捜査に当たるよう指示した。
米田局長は「両事件の関連性があるとすれば、第3の犯行を絶対に許してはならない」と強調。捜査に関しては、公安部門や組織犯罪対策部門とも連携を強化していくとともに、厚生労働省関係者の身辺警護にも万全を期するよう求めた。
会議には、警察庁の米田刑事局長のほか、刑事、生活安全、警備の各局の課長。警視庁と埼玉県警からは刑事、生活安全、警備の各部の幹部ら計10数人が出席した。
(共同)