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2008年11月19日(水) 12時43分

スピードと手軽さの向上を求めるモバイル ユーザーjapan.internet.com

スマートフォンのユーザーは、より高速な Web 接続、より簡便なソーシャル ネットワーク体験を求めている。また、無料でオンライン コンテンツが利用できるなら、広告の表示にも喜んで耐える用意がある。

これは、モバイル メディアのサービス プラットフォームを手がける Azuki Systems が実施した複数調査の結果だ。それによると、モバイル機器ユーザーは、通話、テキスト メッセージ、Eメール、Web サーフィンに多くの時間を費やしているという。だがその一方で、回答者の80%は、オンラインデータの入手や、ビデオ会議などのリッチメディア利用をもっと簡単に行ないたいと望んでいる。

この結果は、モバイル機器ベンダーにインターネット体験の向上が求められていることを示している、と Azuki Systems は指摘する。

Azuki Systems 創設者の1人で、マーケティング担当バイスプレジデントの John Tremblay 氏は、取材に対して次のように述べた。「革新的な機器の投入に伴い、個々人に合わせたインタラクティブなコンテンツ サービスへの対応が不可欠になるだろう。顧客の『ほしいものリスト』で上位にあがっているのは、素早く手軽に利用できるメディアへの簡単なアクセス方法や、モバイル機器でのシームレスなソーシャル ネットワーク体験などだ」

音声サービス関連の調査結果を見ると、18歳以上のモバイル機器ユーザーの33%が通話に週10時間以上を費やしていた。それより若い層 (17歳以下) では、通話時間は週に約15時間にのぼった。

また、4分の3以上 (79%) のユーザーがテキスト メッセージを利用しており、22歳以上では29%が週に約2時間をテキスト メッセージに費やしていた。それより若い層ではさらに利用率が高く、週2時間以上をテキスト メッセージに費やすユーザーが37%にのぼった。

さらに、回答者の半数 (50%) がモバイル機器を使って Eメールをチェックしており、モバイル機器から Web にアクセスしているユーザーは52%に達した。

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