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2008年11月19日(水) 16時59分

芸能界で相次ぐ…大原、加護、和田、病気の共通点とは夕刊フジ

 季節の変わり目、芸能界ではダウンが相次いでいる。大原麗子(62)に難病のギラン・バレー症候群が再発、加護亜依(20)はメニエル病に悩み、和田アキ子(58)は先週、大腸ポリープを7つも切除したという。

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 いずれもストレスや飽食の現代とは無縁ではなさそうだ。東京・世田谷井上病院理事長の井上毅一医師が指摘する。

 「ギラン・バレー症候群は、急性多発性神経根炎といい、最初の症状は風邪に似ていてお腹が痛くなり、下痢が起こる。放っておくと2週間くらいで立てなくなる神経症状が出ます。原因は不明ですが…」

 腸炎を引き起こす細菌やウイルスなどが体内に入ると免疫システムが異常をきたし神経を攻撃する。「運動まひ、顔面神経まひなどが起きる。治療は血液の液体部分の血しょうプラスマの交換療法やガンマグロブリンの投与ですね」

 大原の女優復帰は、時間がかかりそうだが、「3カ月から1年半で回復することもあります」。

 加護のメニエル病は、30−50代の患者が多く、突然、難聴、めまい、耳鳴りなどの症状がある。

 「難聴が主ですが、放っておくと耳が聞こえなくなることもある。内耳のリンパに水がたまり、三半規管などに障害が起こるが、なぜ水がたまるのか、はっきりしません。ストレスと関係する部分もあります」

 和田は、7つの大腸ポリープを53分かけて手術で切除した。大腸ポリープができる男女比は2対1。和田も加護もヘビースモーカーとして知られている。

 井上医師は、「3つの病気とも、脂肪分の取り過ぎやたばこが関係している可能性があります」と警告している。

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