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2008年11月19日(水) 14時59分

元次官宅連続テロ、与野党が「絶対許せぬ」と強く非難読売新聞

 旧厚生省の事務次官経験者宅が相次いで襲われた連続テロと見られる事件に対し、与野党からは19日午前、「卑劣な事件は許さない」と非難する声があがった。

 自民党の細田幹事長は、都内のホテルで記者団に「どう考えてもテロ行為だ。断固、対応しなければならない。犯人を一刻も早く捕まえることと、防犯をしっかりやることの二つが大事になる」と述べた。

 これに先立つ細田氏ら与党幹部の会合でも、「年金政策の責任者がターゲットとすればテロ犯罪で、大きな問題だ。絶対に許されない」との意見が出た。公明党は「要人警護などに一層注意を払わなければならない」として、同党の坂口力・元厚生労働相を含む関係者の警護強化を求めた。

 民主党の鳩山幹事長は都内で記者団に、「政策に不満があれば、議論して解決していくのが日本の進むべき道で、テロ行為は決して許されない。強い憤りを感じる」と述べた。

 野党4党が提出した後期高齢者医療制度廃止法案が審議入りした19日午前の衆院厚生労働委員会では、自民党の冨岡勉氏が「厚労行政との関連も取りざたされるが、いかなる暴力や卑劣なテロにもひるむことなく職務を遂行することが肝要だ」と訴えた。提案者として出席した民主党の福山哲郎政調会長代理は「事件の早期解決を強く望みたい」と強調した。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081118-5344510/news/20081119-OYT1T00478.htm