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2008年11月19日(水) 16時51分

厚労行政への不満、背景か 元次官ら殺傷で野党幹部東京新聞

 元厚生次官ら連続殺傷事件について野党幹部から19日、年金問題など厚生労働行政に対する不満、不信が背景にあるのではないかとの見方が示された。

 国民新党の綿貫民輔代表は記者会見で「社会福祉の問題でいつまでたっても結論が出ず、いらいらさせている現在の政府に不満が出てきたのではないか」と述べた。

 社民党の福島瑞穂党首も記者会見で「この事件が年金や医療に対する不信から起きたのであれば、政治と民主主義の危機だ」と指摘した。

 一方、民主党の小沢一郎代表は記者会見で「現時点では動機がはっきりしていない」とした上で「いかなる理由があるにせよ、人を殺傷することは許されない」と強調。共産党の穀田恵二国対委員長も記者団に「社会に対する不満表明は言論でやるべきだ。ストライキやデモもある」と述べた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008111901000501.html