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2008年11月19日(水) 06時03分

中2女子が飲酒注意の教師殴り鼻骨折スポーツ報知

 栃木県小山市内の市立中学2年の女子生徒(14)が酒を飲んだ上、男性教諭(44)らを殴り、鼻の骨を折る約1か月の重傷などを負わせたことが18日、分かった。教諭は被害届を小山署に提出。同署は傷害容疑で女子生徒を書類送検する方針。

 小山署や市教育委員会によると、女子生徒は11日午後5時ごろ、同じ学校の女子同級生(13)と、市内のスーパー敷地内で缶酎ハイ1本を飲んで騒いでいた。2人は私服だったが、一緒にいて飲酒していなかった別の学校の女子4人は、学校のジャージー姿。店員がこの中学校に連絡した。

 教諭3人が駆けつけ、自校の生徒4人を認識。飲酒していた2人には「学校や名前を尋ねたが、言わなかったようだ」(市教委)。女子生徒が女性教諭(25)の左肩を殴り、打撲の軽傷を負わせた。

 その後中学生6人と教諭3人は、徒歩で5、6分の公園に移動。飲酒しなかった4人は教諭らに促され学校に戻った。飲酒した2人が残り、男性教諭が、先ほど女性教諭を殴らなかった方の同級生を指導。すると女子生徒は、今度はこの教諭の顔を横からグーで殴った。「不意をつかれ、モロにパンチを食らったようです」(市教委)。

 教諭らが110番し、小山署員が駆けつけたとき、2人の中学生は「そんなに酔っている様子はなかった」(同署)。2人を補導したが、14日、男性教諭から「鼻骨骨折」の診断書が提出されたという。市教委によると、飲酒の2人は不登校気味だった。殴った生徒は「今は反省し、自宅謹慎している」という。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081119-OHT1T00111.htm