記事登録
2008年11月19日(水) 23時13分

<米住宅着工件数>10月は4.5%減 統計史上最低の水準毎日新聞

 【ワシントン斉藤信宏】米商務省が19日発表した10月の住宅着工件数によると、季節調整後の年換算で前月比4.5%減の79万1000戸と落ち込み、1959年1月の統計開始以来、最低の水準となった。金融危機の深刻化で住宅市況の落ち込みに拍車がかかっていることが浮き彫りになった。ただ、市場予想平均(78万戸)は上回った。

 先行指標となる住宅着工許可件数も同12%減の70万8000戸と大幅に減少、60年1月の統計開始以来の最低水準となった。住宅市場の先行き不透明感は払しょくされておらず、米景気の先行きへの懸念が一段と強まりそうだ。

 地域別では、北東部が同31.0%、中西部が同13.7%の大幅減となった。一方、西部は同7.5%、南部は同1.5%増加した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000141-mai-bus_all