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2008年11月19日(水) 22時57分

解熱剤と間違えて筋弛緩剤を投与、70歳男性患者死亡読売新聞

 徳島県鳴門市の健康保険鳴門病院で、肺気腫の疑いで入院していた男性患者(70)に誤って筋弛緩(しかん)剤を点滴し、急性薬物中毒で死亡させていたことが19日、わかった。

 病院側はミスを認めており、県警は業務上過失致死容疑で調べている。

 病院や遺族によると、男性は今月17日夜、容体が急変し、体温が40度近くになったため、当直の30歳代の女性医師は薬剤師に対し、解熱用にステロイド剤「サクシゾン」を出すように指示した。しかし、薬剤師はデータベースで検索した際、誤って筋弛緩剤「サクシン」を検索し、保管庫から出して看護師に渡した。投与前に看護師が「本当にサクシンでいいのですか?」と確認した際も、医師は「サクシゾン」と聞こえたため、「はい」と答えたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000062-yom-soci