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2008年11月19日(水) 22時37分

電気温水器の訪問販売、消費生活センターへの苦情倍増読売新聞

 国民生活センターは19日、省エネ型給湯器「エコキュート」など電気温水器の訪問販売に関して、昨年度のほぼ2倍の苦情相談が全国の消費生活センターに寄せられていると発表した。

 国民生活センターによると、電気温水器の訪問販売に関する苦情相談は年々増加していて、今年度は9月末までに688件寄せられ、前年度同期(381件)のほぼ2倍となった。

 相談のうち約半数が、省エネ効果があり二酸化炭素(CO2)の排出も少ないことで注目されている給湯器「エコキュート」に関するものだった。

 政府は、環境保護に貢献するエコキュートを広く普及させるため、設置家庭に対し補助金を出している。

 同センターによると、静岡県の60歳代の女性は今年5月、業者から「補助金は先着順で、申し込みが定員に達する。今日でないとだめだ」などとせかされて契約をした。しかし、女性は翌日、支払い総額(約173万円)を聞いて驚き、契約を解約したいと消費生活センターに相談してきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000061-yom-soci