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2008年11月19日(水) 20時46分

<飲酒運転>警視を釈放 書類送検へ 茨城県警毎日新聞

 茨城県稲敷市内で飲酒運転したとして道交法違反(酒酔い運転)容疑で現行犯逮捕された警視庁総務部施設課管理官の日高幸二警視(50)が県警稲敷署の調べに対し「翌朝早く鹿児島県の実家に帰省する妻を見送るため家に帰りたかった。田舎道なので、ゆっくり運転すれば大丈夫だと思った」と供述していることが分かった。同署は19日、日高容疑者が当て逃げを含む事実関係を認めていることから釈放した。道交法違反(酒酔い運転、当て逃げ)の疑いで書類送検する方針。

 調べでは、日高容疑者は17日午後3〜6時ごろ、同市内のキャンプ場で同僚の警視庁職員十数人と酒を飲んだ後に乗用車を運転。午後7時25分ごろ、市内の県道で右折しようとした車を追い越そうとして接触し、そのまま逃走したとみられている。「500ミリリットルの缶ビール、缶酎ハイ4本と、焼酎をコップで飲んだ。車内で1〜2時間仮眠し大丈夫だろうと思った」と供述しているという。

 逃走については「酒を飲んでいたので、自分の身分が発覚すれば大変なことになると思った。長く交通部門で飲酒運転防止などに取り組んできたので、自分がしたことの重大さは分かっている」と話しているという。【清野崇宏、秋田浩平】

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