記事登録
2008年11月19日(水) 20時29分

露大統領任期4年→6年…下院、1週間のスピード審議で承認読売新聞

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア下院は19日、大統領任期を現行の4年から6年に延長する憲法修正案を承認した。

 与党「統一ロシア」が支配する下院はメドベージェフ大統領の提案から1週間あまりというスピード審議で承認した。修正案が成立すれば、次期大統領の任期は再選された場合12年まで伸び、長期政権を目指すプーチン首相が大統領に復帰する布石とも見られている。

 修正案には「統一ロシア」と「公正ロシア」が賛成、共産党は反対した。政権支持の極右「自民党」は大統領任期を7年に延長すべきだとの立場で棄権した。修正案は字句の微調整を経て上院に送られる。憲法修正には上下両院の承認と、全国80あまりの地方議会のうち3分の2以上の承認が必要だが、年内にも手続きが完了する見通しだ。

 1993年に制定された憲法が修正されるのは今回が初めて。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000049-yom-int