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2008年11月19日(水) 20時21分

中国残留孤児の女性、山形出身の高橋さんと判明読売新聞

 厚生労働省は19日、肉親捜しのため一時帰国している中国残留孤児の秦永珍さんが、山形県出身の高橋定子さん(73)と判明したと発表した。

 いとこではないかと名乗り出た北海道在住の女性と対面調査した結果、家族構成などの記憶が一致し、肉親と確認された。

 秦さんは8歳のころ、両親と妹、弟の4人と満州(現中国東北部)に渡った。終戦後の10歳のころ、避難途中に銃で撃たれて4人と死別した。秦さんはこれらを記憶しており、当時の満州開拓団の記録ともほぼ一致した。いとこの話でも家族構成や年齢が一致し、「顔が(秦さんの)母親や、自分の母親に似ている」と話したことが決め手となった。「家の前に道路や海があり、後ろには林や線路があった」という秦さんの日本の記憶も、いとこに確認されたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000048-yom-soci