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2008年11月19日(水) 20時21分

<トヨタ>米国での減産拡大へ 全工場の停止を2日増やす毎日新聞

 トヨタ自動車は19日、米国とカナダの全11拠点(14工場)を、12月22、23の両日、停止すると明らかにした。米国の新車販売が予想以上に落ち込んでいるためで、12月24日からの年末休暇入りする直前の2日間、操業を止め、減産規模を拡大する。

 主力の小型車「カローラ」や中型車「カムリ」などを生産しており、減産は数千台規模になる見通し。停止中も従業員は出社し、研修などを行う予定。

 またインディアナ、ケンタッキーの2工場と、米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁工場(カリフォルニア州)では年明け以降、一部の生産ラインを2交代勤務から1交代勤務にするなどして減産を拡大する。ケンタッキー工場では来年3月までに、現在約500人の期間従業員を約250人に半減する。

 トヨタの10月の米国での新車販売台数は前年同月比23%減で、現在も「販売が回復する兆しは見えない」(幹部)という。【宮島寛】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081119-00000110-mai-bus_all