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2008年11月19日(水) 20時17分

飲酒運転の警視釈放 同僚らの立件も視野 茨城県警産経新聞

 茨城県警稲敷署は19日、道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕していた警視庁総務部施設課管理官の警視、日高幸二容疑者(50)を釈放した。逮捕事実を認めていることや、逃亡や証拠隠滅のおそれがないことから、任意捜査に切り替えた。

 同署は、日高容疑者が酒を飲んだレクリエーションに同席していた警視庁の警察官らについても、飲酒運転幇助(ほうじょ)の疑いもあるとみて、「厳正に捜査を進める」としている。

 調べに対し、日高容疑者は飲酒運転をした理由について「翌日は朝から仕事があるうえ、妻が実家に帰るので見送ろうと思ったので、自宅に向かった」と説明。「運転する前に1時間仮眠したので大丈夫だと思った」と話したという。

 当初、「逃げるつもりはなかった」としていた当て逃げ事故についても、「飲酒がばれてしまうと思って逃げた」と供述を翻した。

 日高容疑者は「今回の件で課員や全国の警察官、関係者に対して申し訳ない」と話しているという。

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