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2008年11月19日(水) 19時57分

<社民党>福島党首がホットラインに応対毎日新聞

 社民党の福島瑞穂党首は19日の記者会見で、同党が21、22両日に設置する非正規労働者のための電話相談窓口「派遣・非正規の切り捨てをゆるさない怒りのホットライン」の電話応対に、自身も数時間参加すると述べた。政党の電話相談に党首が自ら参加するのは珍しく、福島氏は「以前、労働相談の弁護士だった。昔取ったきねづかで電話に応対したい」と話している。

 ホットラインは、米金融危機の影響で国内でも派遣労働者や非正規労働者の契約を更新しない「雇い止め」が相次ぐことを受け、実態を把握する目的でも設置する。記者会見で福島氏は「『契約更新しない』と(期日の)前日に言われ、『2週間で(住み込みの)寮から出ていけ』と言われる事例もある。仕事を失えば短期間でホームレスになることを許す法制度改正は政治の責任だ」と指摘。ホットラインで集まった証言は労働者派遣法改正論議などで活用する。

 ホットラインは(1)21日正午〜午後10時(2)22日午前10時〜正午の計12時間。福島氏や又市征治副党首、保坂展人副幹事長ら国会議員が電話で応対するのは冒頭から数時間程度の見通し。電話番号は03・3592・7633、ファクスは03・3506・9080。電子メールはhaken@sdp.or.jp。【田中成之】

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