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2008年11月19日(水) 19時55分

<あったか衣料>販売合戦に熱 発熱する新素材商品など続々毎日新聞

 冬本番を前に、暖かく過ごすための衣類や雑貨の販売が熱を帯びてきた。各社は、発熱する新素材を使った商品などを相次ぎ投入。暖房の設定温度を低くし、電気代などの節約や二酸化炭素(CO2)の排出量削減もできるとアピールしながら、販売テコ入れを目指している。

 イオンは、職場や家庭内でフリースジャケットを着る「フリース・ビズ」を呼びかけている。9月に自社開発の婦人向けフリースを発売したほか、紳士向けも品ぞろえを強化した。11月1日からは、本社社員ら約4000人が勤務中にフリースを着て、暖房の設定温度を昨冬より3度下げる取り組みを実施中。「軽くて脱ぎ着しやすいフリースは室内着にぴったり」と売り込んでいる。

 フリース本家のユニクロは発熱保温素材「ヒートテック」を使った婦人用ジーンズ(3990円)をこのほど発売した。ヒートテックは体から発散する水蒸気を吸収して発熱し、暖かさを保つ。肌着類に使用してみたところ、07年度には2000万枚を売り上げるヒット商品となった。ユニクロは「内側にタイツをはかなくても十分暖かいので、脚のシルエットを細く保てる」と話す。

 三洋電機は先月、電気毛布のように暖まるひざ掛け(1万円〜)を発売した。繰り返し使える充電池を電源に使い、持ち運びができる。冷え性の人が待合室やオフィスで使うのにも適しており、「ウォームビズの取り組みに使える」(広報担当)という。【小倉祥徳、田畑悦郎】

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