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2008年11月18日(火) 18時58分

感染を狙う悪質な添付ファイルを含むメールが急増Scan

 ソフォス株式会社は11月17日、2008年10月のコンピュータセキュリティ脅威傾向を発表した。10月にSophosLabsが発行したマルウェアアップデートは184回で、1,097種類の対策がなされている。このうち78%がトロイの木馬(スパイウェアを含む)への対策であった。同社の調査によると、2008年7〜9月に配信された、ユーザのコンピュータへの感染を狙う悪質な添付ファイルを含んでいたメールは、全メールに対して0.2%(416件に1件)の割合であった。2008年4〜6月には0.03%(3,333件に1件)だったのに対して8倍と急激に増加している。

 2008年10月もこの傾向が続き、請求書などを詐称して添付ファイルを開かせようとするメールマルウェアが蔓延した。2008年10月に確認された添付ファイル型メールウイルスの比率は、全メールに対して0.39%(256件に1件)となっている。SophosLabs の報告によると、9月28日から10月27日の30日間にソフォスのスパムトラップで検知されたユニークな悪質添付ファイル(MD5チェックサムによって異なるファイルとされたもの)は133件で、1日平均4件が「大規模感染」したことになる。


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ソフォス、2008年第1四半期の「セキュリティ脅威レポート」を発表

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000010-vgb-secu