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2008年11月18日(火) 08時06分

炎上車内に妻の遺体 夫に懲役12年 千葉産経新聞

 九十九里町で今年4月、妻の頭をなぐって死なせ、逃走中に車を炎上させたとして、傷害致死や火炎瓶処罰法違反などの罪に問われた無職、幸地政倫被告(34)の判決公判で、千葉地裁の小坂敏幸裁判長は17日、懲役12年(求刑懲役15年)を言い渡した。

 小坂裁判長は、判決理由で「浮気や子供の虐待といった疑いをかけられて執拗(しつよう)に暴行され、死に至った被害者の無念さは計り知れない」と述べた。

 判決によると、幸地被告は4月23日午前1時ごろ、九十九里町内の駐車場に止めた車内で、妻の育子さん=当時(28)=の頭を殴るなどして脳障害で死亡させた。遺体を乗せたまま徘徊(はいかい)し翌24日夜に追跡するパトカーを振り切るため火炎瓶を投げつけ、塀に衝突して自分の車を炎上させた。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000104-san-l12