2008年11月18日(火) 20時28分

＜鶏肉産地偽装＞食肉販売会社の元社長に有罪判決　千葉地裁（毎日新聞）

　千葉地裁（新井紅亜礼裁判官）は１８日、ブラジル産鶏肉を国産と偽装し給食用に納入したとして、不正競争防止法違反（虚偽表示）罪などに問われた東京都江戸川区下篠崎町の食肉販売会社「山形屋」元社長、奥山芳雄被告（６５）に懲役１年６月、執行猶予３年（求刑・同１年６月）を言い渡した。

　判決によると、奥山被告は０６年７月３〜１９日、ブラジル産鶏肉計１２３５キロに「国産」の証明書を添付して千葉県浦安市に納入し、代金約９０万円をだまし取ろうとした。新井裁判官は「学校給食の安全性への配慮を踏みにじる悪質な犯行だが、会社が廃業するなど社会的制裁も受けている」と述べた。【寺田剛】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000118-mai-soci