2008年11月18日(火) 20時50分

＜誤認逮捕＞共犯成立しない女子高生…福島県警すぐに釈放（毎日新聞）

　福島県警郡山署員が１８日、郡山市内で信号無視などをした２人乗りのオートバイを検挙した際、誤って後部座席の女子高生（１８）を道交法違反容疑の現行犯で逮捕した、と発表した。すぐに誤認逮捕と気づき、釈放したという。

　県警交通企画課によると、同日午前１時２５分ごろ、同市堂前町の市道でパトロール中の署員３人がヘルメットをかぶらず２人乗りしていたオートバイ（２５０ＣＣ）を発見。停止を求めたが、信号無視や一方通行違反をしながら逃走したため追跡し、約１０分後に運転していた露天商の少年（１８）と後部座席の女子高生を道交法違反（信号無視、一方通行違反）容疑の現行犯で逮捕した。しかし、同署からの無線で女子高生に共同正犯が成立しないことが分かり、約１分後に釈放したという。

　事前に運転者と違反行為を計画していれば罪になるが、女子高生に違法性はなかった。同乗者がヘルメットをかぶっていない場合、運転者が処分の対象になる。高宮彰・同課長は「女子高生におわびしたい。職員の指導を徹底する」と釈明した。【今井美津子】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000128-mai-soci