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2008年11月18日(火) 11時52分

新テロ法、採決先送りを批判=閣僚時事通信

 民主党が2008年度第2次補正予算案の今国会提出を求め、新テロ対策特別措置法改正案の参院での採決を先送りしたことについて、18日の閣議後の記者会見で、各閣僚から批判が相次いだ。
 河村建夫官房長官は、新テロ法改正案と金融機能強化法改正案に関し「この2法案を人質にそういう(補正予算案提出の)提案をされることは予想外だ。参議院で確定していること(法案採決)がすべて白紙に戻る」と強調した。
 中曽根弘文外相は「大変遺憾。国会で日程を既に決めたことだから、これは大変重いことだ」とし、浜田靖一防衛相も「大変残念だ。そろそろかなと思っていたところにこういうことなので…」と困惑気味に語った。
 中川昭一財務・金融相は「作業をすっ飛ばしてとにかく(補正予算案を)出せというのは、わたしの立場ではできない。財務省も必死にやっている」と述べた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000062-jij-pol