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2008年11月18日(火) 09時57分

オバマ、マケイン両氏が会談 超党派の協力誓う東京新聞

 【ワシントン17日共同】オバマ次期米大統領は17日、大統領選で敗れた共和党のマケイン上院議員とシカゴで選挙後初めて会談した。両氏は会談後「新たな改革の時代」を切り開かねばならないとの声明を発表、党派に縛られた「ワシントンのあしき習慣」の変革をうたい、超党派の協力を誓った。

 選挙戦で中傷交じりの批判合戦を繰り広げた両氏は、会談の冒頭でアメリカンフットボールなどを話題に談笑、関係修復をアピールした。

 米メディアによると、会談は約1時間半にわたり、金融危機対策のほかキューバ・グアンタナモにあるテロ容疑者の収容所閉鎖問題などが議題に上った。

 声明で両氏は、現在を「歴史の上でも重要な局面」と位置付け「あらゆる党派の米国民が指導者の結束を望み、必要としている」と指摘。党派主義を排して「今後数カ月にわたり、金融危機の克服、新たなエネルギー政策、米国の安全保障といった重要課題にともに取り組むことを望んでいる」と強調した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008111801000036.html