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2008年11月18日(火) 14時32分

中学生らに2か月で売春100件超、生徒証撮影し管理読売新聞

 女子中学生に売春させていたとして、大分県警が今年9月、大分市の風俗店経営者ら2人を売春防止法違反(周旋)容疑などで逮捕し、その後の調べで、経営者らは雇った中学生3人と高校生3人の計6人が接客を拒んだ場合に脅すため、顔写真入り生徒証を携帯電話のカメラで撮影していたことが分かった。

 少女たちは7月から経営者逮捕までの2か月間で、100人以上に接客していた。

 逮捕されたのは、大分市三佐、派遣型風俗店経営中田修平(21)、同、同店従業員宮本加奈(21)の両被告(いずれも起訴)。

 両被告は、別の派遣型風俗店を経営していた同市鶴崎、姫嶋康仁(ひめしまやすと)被告(32)(児童買春・児童ポルノ禁止法違反罪で起訴)に中学、高校生を紹介するよう依頼。紹介された少女6人の生徒証を撮影した理由について、中田被告は「少女たちが逃げられないよう画像を保存していた」と供述している。

 県警の調べによると、中田、宮本の両被告は携帯電話の出会い系サイトに書き込んで客を誘い、客から返信があるとメールで「いちご(1万5000円)」「諭吉さん2人(2万円)」などと金額を交渉。その際、私服姿の少女たちの画像を添付して送っていた。客から受け取った金は少女たちと折半していた。

 少女のうち1人の母親が、県警に相談して事件が発覚。両被告が使っていた携帯電話のメールの履歴などから100人以上に接客させていたことが分かった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000033-yom-soci