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2008年11月18日(火) 08時05分

大麻所持 早大生ほかにも4人 全学生に薬物意識調査へ産経新聞

 早稲田大学の学生3人が大麻草を栽培したなどとして逮捕された事件を受け、同大は17日、東京都新宿区の大隈会館で会見。新たに平成16年から今年にかけて学生4人が大麻取締法違反容疑で逮捕され、退学処分になっていたことを明らかにした。同大は今後、全学生を対象に薬物に関する意識調査を行う予定。藁谷友紀常任理事らが「ご迷惑をかけた」と謝罪した。

 処分されていたのは国際教養学部の男子学生4人で、16年に米国籍の交換留学生が大麻取締法違反(所持)で逮捕・起訴。残る3人は、同容疑で16年に逮捕された日本人男子学生と今年逮捕された米国籍の男子交換留学生2人で、いずれも不起訴処分になった。

 同大では、マンションで大麻草を栽培したなどとして商学部3年の男子学生(21)、オランダから大麻を密輸しようとしたとして国際教養学部2年の男子学生(22)と同学部3年の男子学生(20)が大麻取締法違反容疑で逮捕され、それぞれ執行猶予付きの有罪判決を受けていたことが判明している。

 会見で野嶋栄一郎常任理事は「これまでパンフレット配布などベストに近い努力で対応をしてきた」。逮捕を公表しなかった理由については「捜査当局から要請された」「(退学など)社会的制裁を受けている」などと説明した。

 一方、オランダからの大麻密輸にかかわっているとして、千葉県警は早大国際教養学部2年の別の男子学生(20)の逮捕状を取った。

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