記事登録
2008年11月18日(火) 00時00分

自分史 簡単に編集読売新聞


自費出版ライブラリー(東京都中央区)の「自分史」蔵書は3000冊を超える

 「自分史」本の著者は60歳代が多いという。だが、各時代の出来事をたどり、1冊にまとめるのは大変だ。自分の履歴を入力するだけで、動画の年表ができあがるソフト「自分史年表」がある。毎年の流行歌も収録されており、まずはここから手がけるのはいかが?(鈴木敦秋)

STEP1  履歴書のように項目入力

 操作はいたって簡単だ。最初のメニュー画面で「自分史を編集」をクリックし、「新規」を選ぶと、自分史データの入力画面が現れる。まず氏名や住所、性別などを入力するが、生年月日は年表に反映されるので、間違えないように注意しよう。

 次に、学歴や家族などの項目を、履歴書を書く要領で順に埋めていく。内容の変更や追加、ソフトに収録されている歴史データの編集もこの画面で行う。自分の人生とかかわりの少ない出来事をこの段階で削除しておくと、すっきりした仕上がりになる。

 入力が済んだら、画面下の「保存」をクリックし、編集画面に移る。

STEP2  当時はやった音楽追加

 編集画面の左側を見てみよう。歴史データが黒字で並び、その間に、入力した自分の履歴が青字で挿入されている。一方、右側の画面には、1963年であれば「三井三池炭坑爆発」「黒四ダム完成」など、その年を代表する数枚の写真がある。

 画面下の「画像選択」をクリックすれば、写真が並んだ小窓が表示される。写真をマウス操作で左側の窓に移動させると、指定した画像が入る。毎年を代表する音楽も、画面下の「音楽選択」をクリックし、同じように入力する。自分で保管してある写真を使う場合は、最初の入力画面に戻り、指示通りに進む。

STEP3  動画での出力も可

 最初のメニュー画面に戻って「自分史を出力」を選び、出力画面へ。20年分の西暦が並んでいるが、この中から関係のある年を選択。選んだ年で自分史がつづられる。

 出力方法は、書籍形式と動画形式の2通り。お勧めしたいのは動画の方だ。「動画作成」をクリックすれば動画が作成され、一つ前の画面に戻って「動画取り出し」を選ぶだけで、映画のエンディングで文字が下からせり上がってくるように「作品」が再生される。

 自分史をつくるソフトだが、結婚式の新郎新婦紹介や、還暦祝い、古希祝いなどで自分を紹介するビデオにしても面白い。

不要な収録データ削ろう 収録されている歴史データから不要なものを削除し、見やすくしよう。 履歴は何回でも更新できる。過去をゆっくり振り返り、とっておきのエピソードを交えるとよい。
冊子とひと味違うDVD

自分史年表 My way 2008年度版
 自分史を手軽にまとめられる。テキストだけでなく、思い出の写真や音楽を取り込んで作成できる。1900年からの事件や流行をデータベース化しており、役立てられる。画像は約460枚、流行曲は100曲もそろえている。冊子とはひと味違うDVDの自分史に仕上げてプレゼントできる。プロリンク 標準価格9800円

Osciroi
 ブログのような体裁で手軽に作れる無料日記ソフト。シンプルな操作画面で迷わない。ページ全体のデザインは7種類から選べる。http://www.dotapon.sakura.ne.jp/osciroi/index.html(YOMIURI PC編集部)

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/dennou/20081117nt0f.htm