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2008年11月18日(火) 09時32分

音楽会社が小室容疑者“暴露本”発売へデイリースポーツ

 詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー・小室哲哉容疑者(49)の暴露本「小室哲哉〜50年の軌跡〜」(仮題)が発売されることが17日、分かった。本の作者で小室容疑者の原盤権をもつ音楽会社「イーミュージック(イ社)」所属のプロデューサー・KAZUKI氏(42)らが会見を行い、明かした。小室容疑者が逮捕にいたった経緯などを描くが、同氏は小室容疑者と「会ったことがない」と告白。また、出版元の「宮帯パブリッシング」宮下玄覇社長によると小室容疑者は出版されることを知らず、内容次第では大きな波乱を起こすことになりそうだ。
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 宮下社長によると、同書は全13章構成。小室容疑者の生い立ちや栄華を極めた90年代、転落への序章となる海外での事業失敗や借金生活の様子といった半生を追った内容が中心。だが、第1章の「逮捕にまつわる事情」では逮捕前の小室容疑者の様子など裏話も盛り込むという。
 当初、宮下社長にはイ社の関係者から小室容疑者自身による自伝出版の話がもちかけられていたという。そのため、宮下社長は出版条件としてイ社の株1000万円相当を購入するなどしていた。
 だが、小室容疑者の逮捕で企画が頓挫。逮捕当日の4日に宮下社長とイ社のオーナーで話し合い、小室容疑者の妻でイ社に所属する歌手のKEIKO(36)に“夫・小室哲哉”という内容の出版オファーをするなどしていたという。だが、それも実らず、イ社所属のKAZUKI氏が筆をとることになった。
 すでに内容の6〜7割は出来上がっているといい、12月中旬に初版1万部で発売予定。だが、この日、都内で会見を行ったKAZUKI氏は「(小室容疑者とは)会ったことはないですね。面会に行けたら行きたいんですけど。情報源は関係者です」とまさかの告白。
 また、宮下社長によると同書の出版を当の小室容疑者は知らないという。「本人に接見できず、承認をとれない」(宮下社長)ためで、KEIKOにも出版の話は伝えていないと明かした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000004-dal-ent