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2008年11月18日(火) 12時08分

警視庁警視が酒酔い運転…茨城スポーツ報知

 茨城県警は17日夜、同県稲敷市で酒に酔った状態で車を運転したとして道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で、警視庁総務部施設課管理官の警視日高幸二容疑者(50)=同県龍ケ崎市小通幸谷町=を逮捕した。前を走る車に当て逃げもしていた。警視庁によると、日高容疑者は施設課のレクリエーションに参加し、飲酒していたという。

 日高容疑者は築地署交通課長を務め、東京都の青少年・治安対策本部の交通安全対策担当課長に出向した経験もあり、交通捜査に通じた幹部警察官だった。

 警視庁によると、17日は稲敷市の霞ケ浦近くのキャンプ場「和田公園」で開いた1泊2日の施設課のレクリエーションに参加。バーベキュー大会で午後3時半ごろから酒を飲んだ。

 日高容疑者も公園内で宿泊する予定だったが、午後7時すぎから行方が分からなくなった。日高容疑者は茨城県警の調べに「妻の両親の具合が悪くなり、自宅に帰らなければならないと思った」と供述しているという。

 茨城県警の調べでは、日高容疑者は17日午後7時25分ごろ、稲敷市の県道で酒に酔った状態で車を運転した疑い。その際、前を走っていた車に追突し、そのまま約2キロ逃走。事故の被害者に追跡された際にも、自損事故を起こした。

 日高容疑者は「飲酒はしたが、事故を起こした記憶はない」と話しているという。

 茨城県警稲敷署によると、逮捕時、日高容疑者は受け答えはしっかりしていたが、顔が紅潮し酒臭い状態で、足元がふらついていた。

 日高容疑者は巡査部長、警部補時代には人事二課や企画課など警視庁の中枢部門に勤務。都市交通対策課、交通捜査課などに勤務経験がある。

 警視庁警務部は「警察幹部としてあるまじき言語道断の行為であり、誠に遺憾。茨城県警の捜査結果を踏まえ、厳正に対処したい」としている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081118-OHT1T00190.htm