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2008年11月17日(月) 00時22分

家老屋敷保存活用でシンポ中国新聞

 松江市が計画する歴史資料館(仮称)予定地で出土した家老屋敷跡の保存活用を考えるシンポジウムが16日、松江市であった。壊さずにまちづくりに生かすことが必要との意見が相次いだ。

 NHKの毛利和雄解説委員は、歴史遺産保護とまちづくりの一体での推進を目指す国の姿勢や保存を進める他の城下町の例を紹介。「遺構群の保存活用と歴史資料館を共存させ松江の象徴として残してほしい」と求めた。

 島根大の小林准士准教授(日本史学)は「松江の武家屋敷や城下町の変遷を明らかにする重要な手掛かり」と指摘。関西外国語大の佐古和枝教授(日本考古学)は「建物はどこに建てても良いが、遺跡はあそこにあって初めて意味がある」と述べた。

【写真説明】家老屋敷跡の保存活用策を話し合ったシンポジウム

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811170046.html