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2008年11月17日(月) 00時12分

ウナギ偽装工作、報酬を現金で手渡し 8人を送検産経新聞

 中国産ウナギの産地偽装事件で、不正競争防止法違反容疑で逮捕された高知県南国市の水産物加工会社「土佐海商」専務、横山圭一容疑者(39)が、偽装作業を請け負った高松市の水産物加工会社「大洋水産」元専務の稲山恵誉容疑者(44)に謝礼の1億円を渡す際、同社役員室を訪れ現金で手渡していたことが16日、わかった。

 横山容疑者は、偽装ウナギの売上金の約7億円も、非常勤役員を務める水産物輸入販売会社「魚秀」(大阪市)に現金で4回に分けて運び込んでおり、兵庫、徳島両県警の合同捜査本部は、横山容疑者らが出入金の記録が残らないように売上金を現金で管理することで、偽装の発覚を免れようとしていたとみて調べている。また、捜査本部はこの日、同容疑で逮捕した8人を神戸地検に送検した。

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