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2008年11月17日(月) 01時54分

<露大統領>「次期米政権に期待」…関係改善に意欲毎日新聞

 【ワシントン草野和彦】金融サミットに出席したメドベージェフ露大統領は15日、米シンクタンク「外交問題評議会」主催の会合に参加。「今の米露間には、本来必要な信頼関係がない。次期米政権に期待する」と語り、オバマ次期大統領就任後の米国との関係改善に強い意欲を示した。

 米国による東欧でのミサイル防衛(MD)計画に対抗し、欧州隣接地域へのミサイル配備計画を発表したメドベージェフ大統領は、「米国が最初の一歩を踏み出さない限り、我々は何もしない」と述べ、MD計画に慎重なオバマ氏が来年1月に大統領に就任すれば、すぐにでも協議するとの意向を示した。またイランの核開発問題でも米国と協力する姿勢を示した。

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